春の京都で出逢う、新しい自分とカンナビスの世界〜CANNABIS RETREAT in Kyoto レポート〜

春――新たな始まりを予感させる季節。 桜が満開に咲き誇り、やわらかな風が古都・京都を包む4月5日。 そんな麗らかな日に、「CANNABIS RETREAT in Kyoto」が開催されました。 会場は、ヘンプの世界観をそのままにヘンプクリートや麻殻のオブジェなどが飾られた癒し空間「omamoriHEMP」さん。 今回は女性限定のイベントです。 カンナビノイドについてまったくの初心者という方から、海外でプラントメディスンを学ぶ旅を続けてきた方、ご家族のてんかんケアのために知識を求めて参加された方まで、背景や目的は人それぞれ。 それでも「植物と心身の調和」に惹かれてこの場に集まったという想いは、共通していたのではないでしょうか。
植物療法家・Alysaさんが導く、薬草とカンナビスの旅
講師を務めたのは、世界各地で薬草療法を学び、延べ2万人以上にハーブのパーソナルブレンドを提供してきた植物療法家・Alysaさん。 パートナーの難治性てんかんをきっかけにCBDと出会い、その可能性に魅了されて以来、大麻草の研究を深めてきた彼女は、日本でも合法的に体験できるカンナビノイドやハーブの組み合わせを探求しています。 大麻草の中でも特に注目すべき成分であるテルペンやフラボノイドを、 他のハーブで代用しながら全草に近い薬効を再現するという、まさに日本ならではのアプローチ。 それは、単なる代替にとどまらず、植物への深い理解と愛に満ちた提案でした。

世界にひとつだけの、今の自分に最適なハーバルブレンド

ワークショップでは、まず自分自身の“今”と向き合う時間からスタート。 心と体が求めているハーブの香りを選び、それぞれ好みの分量でブレンド。 そこにカンナビノイドのクリスタルを適量加えて、自分だけのオリジナルハーブジョイントやロウリュ用ハーブミックスを作っていきました。 グラインダーでハーブを砕いて、ローリングペーパーに丁寧に詰めていく作業。みんなが集中して黙々とジョイントを作る姿は、なんだか静かで神聖な空気すら感じられて――その一瞬一瞬がまるでアートのようでした。「ちょっと気分を変えたいときに、ハーブクラフト感覚で楽しめる薬草カンナビス」。 そんなライフスタイルが、当たり前のように日本にも馴染む日が、案外すぐそこまで来ているのかもしれません。
五感で感じる、カンナビスサウナで“ととのう”

いよいよ、お待ちかねカナビスサウナタイムへ。 サウナが設置されたテラスでは、Alysaさんが調合した、アントラージュ効果を意識したボング用ブレンドの体験も。 ほとんどが喫煙未経験という方たちも、興味深く体験に挑戦し、驚きとともにその期待される作用を受け入れていました。 サウナで体を温め、ボングを嗜み、時に瞑想をし、語らい、ただ空を見上げて過ごすひととき。。。 春の風が肌を撫でるその時間は、どこか現実を離れたような、静かな深まりがあり、自然と心が解放され、皆さんが穏やかな表情へと変わっていく のがとても嬉しくなりました。
至福のCBDマッサージ×ゴッドハンド

ご希望の方には、Greeusのサロン専売品である「CBDマッサージオイル」を贅沢に使用した、セラピスト・さとこさんによる本格的な施術も提供されました。 内側と外側から働きかけるカンナビスのパワーと、さとこさんの“ゴッドハンド”が融合した施術は、あまりの心地よさに思わず眠ってしまう方が続出するほどの効果でした。また、CBDマッサージオイルを使用した施術は今回が初めてだったにもかかわらず、「こんなにも分かりやすく効果を実感できるとは思わなかった。今後もぜひ取り入れてみたい」と、さとこさんご自身からも高い評価をいただきました。
薬草&ヘンプディナーで心もお腹も満たされる

日が暮れる頃、登場したのは彩り豊かな本格自然食ディナー。 シェフ・チカさんによる、発酵食品と野草、ハーブをふんだんに使った料理がテーブルを華やかに彩ります。 メニューには、Greeusの有機ヘンプシードナッツや有機ヘンププロテインも加えていただき、栄養価も高く、まさに“身体が喜ぶ”内容に。見た目の美しさもさることながら、その味わいは想像以上で、フォークとスプーンが止まらなくなるほどでした。 食を囲むことで会話はより弾み、初対面とは思えないほど、あたたかな空気に包まれていきました。
医療大麻の現実に触れる、ドキュメンタリー上映
ディナーの後には、Alysaさんのパートナーであり、難治性てんかんの当事者として特定臨床研究にも参加しながら、医療大麻合法化への道のりを最前線から記録し続ける映画監督・映像クリエイターの杉野さんによる作品も上映されました。 これまで名前だけを聞いていたCBD、CBN、CBGを、実際に自分の体でじっくりと体感したあとで観た、医療大麻をテーマにしたドキュメンタリーは、その内容がよりリアルに、そして深く心に響いたと思います。 リラックスし、心と体がほどけた状態で触れたからこそ、大麻草が持つ可能性と、それにまつわる厳しい規制とのギャップに、素直に「なぜ?」と 感じた参加者は多かったのでは。 頭ではなく、体と感情で理解する――そんな時間でした。
ハワイの祈り「ホ・オポノポノ」
リトリートの締めくくりは、Alysaさんによるハワイの祈り「ホ・オポノポノ」。 「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えながら、自分の潜在意識の記憶を消去して本当の自由を手に入れ、本来の姿、あり方を取り戻していく心の浄化方法。 唱え終えて顔を上げたとき、最初に出会った頃とはまるで違う表情をしている皆さんの姿に、ジーンと胸が熱くなりました。 肌は艶やかに、笑顔はやわらかく、目はキラキラと輝いていました。
イベントを終えて
このたび、記念すべき第1回「カンナビスリトリート」に、Greeusがメインスポンサーとして関わらせていただき、 心から素晴らしい時間を過ごさせていただきました。 カンナビノイドやハーブについて「学ぶ」「体験する」ことにとどまらず、それらが私たちの心や身体、そして人との関係性にどのように作用し、深めていくのかを、 五感を通じてリアルに感じ取ることができた貴重なひとときでした。 頭で理解するのではなく、心と身体で受け取ったこの体験は、まっすぐに自分の内側へと染み込んでいくような感覚でした。 もしこの時間が、参加された皆さまのこれからの人生にほんの少しでも役立つものであったなら、これほど光栄なことはありません。 またこのような豊かなイベントが開催されることを、心より楽しみにしております。 ご参加いただいた皆さま、そしてイベントを支えてくださったすべての関係者の方々に、心より感謝申し上げます。またお会いできる日を楽しみにしてます。
